日本モータースポーツ記者会（JMS 会長：高橋二朗）は、2023年のJMSアワードの選考を行い、アワード（大賞）は宮田莉朋選手、特別賞は立川祐路選手、ミシュランへの授与を決定し、1月10日に日本出版クラブで開催した「JMS MOTORSPORT NIGHT2023-2024」において銀皿を授与しました。

JMSアワード2023 宮田莉朋

授賞理由：2023年シーズンのスーパーフォーミュラとスーパーGT（GT500）で史上最年少となるダブルタイトルを達成。2024年はFIA F2やヨーロピアン・ル・マン・シリーズへの参戦が決定しており、世界の舞台へ羽ばたくチャンスを獲得しました。

宮田選手コメント
「今回、日本モータースポーツ記者会会員の皆さんが選ぶ『JMSアワード』を受賞できたことを、本当に嬉しく思います。普段からモータースポーツを取材されている、プロのメディアの皆さんに評価していただいたことは、僕自身がこれまで頑張ってきたこと、残してきた結果が間違いではなかったということで、素直に嬉しいですし自信になります。胸を張って、世界へ行きたいなと思います」
「2023年はスーパーフォーミュラとスーパーGTという、国内最高峰カテゴリーでシリーズチャンピオンを獲得でき、それが自分自身にとっても大きな成績となりました。それ以外にもTGR WECチームに帯同したり、WEC富士に急きょ参戦することになるなど、自分の経験も蓄積でき、それを結果に繋げられたので、素晴らしいシーズンを送ることができました」
「2024年はデイトナ24時間レースから始まり、FIA F2、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズに参戦し、TGR WECチームのリザーブドライバーも務めます。本格的に世界への挑戦が始まり、日本で走る機会は少なくなってしまいますが、日本から熱い応援をよろしくお願いします」

JMSアワード特別賞 立川祐路

授賞理由：2023年いっぱいでSUPER GT現役を引退。これまで長年にわたり、日本のモータースポーツ界を盛り上げてくれた功績を讃え、選ばれました。

立川選手コメント
「このような素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。SUPER GTのドライバーとして長い間やってきましたが、それも昨年で終了しました。本当に皆さんのおかげで、自分のSUPER GTのドライバー人生の中でも、一番幸せだったなと思えるような、最後を迎えることができました。これからは違う形でレースに携わっていきますが、トムスの舘会長が60年、JMSの高橋会長が40年モータースポーツに携わっているということを聞くと、僕はまだまだなのかなと感じています。これから少しでもレース界を盛り上げられるように頑張っていきますので、よろしくお願いします」

JMSアワード特別賞 ミシュラン

授賞理由：2023年いっぱいでSUPER GTのGT500クラスへのタイヤ供給休止が発表されましたが、長年にわたり同シリーズを盛り上げてくれた功績を讃え、選ばれました。

小田島広明モータースポーツダイレクターコメント
「このような形で私どもミシュランの活動を評価していただき、ありがとうございます。ミシュランがJGTC／SUPER GTに参戦を開始したのが1999年、その前には全日本ツーリングカー選手権に1994年から参戦していますので、全日本格式のレースへの参戦30シーズンを昨年迎えました。これも、レース関係者の皆さん、メディアの皆さんのおかげで、継続して参戦することができました。2024年は新しい1ページのスタートを切りたいと思います。日本のモータースポーツのお役に少しでもなれればという想いをもって参戦していきたいと思います。これからもよろしくお願いします」